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ANAカーゴについて知ろう!

先月分から話題は大きく変わりますが、今月はANAの貨物機について。
フレイター機のステッカーって細かい所がよく変わりますよね。
「ALLEX」や「OCS」など全く知らないものから「日本通運」などの馴染みのある会社名まで…。
そこで、今回はフレイター機のロゴを通してANAカーゴの歴史を追ってみたいと思います。

(※以下は僕が独自で調べながらまとめたものなので若干正確さに欠ける点があると思います。その点はご了承下さいm(_ _)m)

まず初めに…
ANAが貨物専用機を飛ばし始めたのは2002年9月。
当時は日本貨物航空NCAと資本関係にあり、協業体制を発展させていく目的でANA本体でも貨物専用機を保有・運航することを決定します。
因みにB767-300F/JA601F就航時、胴体右側面は「Nippon Cargo Airlines」だったとのこと。
しかし、その約3年後の2005年8月、NCA日本郵船により買収されます。
これ以降ANAは独自で貨物機で採算が取れるだけの積荷を集めなければならなくなったのです。
旅客便における貨物輸送では「人を運ぶ」方で収益を上げられれば問題無いのですが、単価の安い「荷物を運ぶ」ことのみを行う貨物便では、いかに一便あたり多くの荷を搭載出来るかが鍵となります。
そこで、国際郵便分野拡大を視野に入れていた日本郵政公社(当時)と手を組み、合弁会社「ANA&JP Express」を立ち上げ、エクスプレス事業を進めます。
※エクスプレスとは?
 書類・小口貨物を短時間で輸送するサービス。


B767_JA604F_NRT_0908121307.jpg
▲B767-300F / JA604F 日の丸の下には「ANA&JP Express」が入る。

が、この新会社は世界的な不況で業績悪化。ANAは次の一手を投じます。
2008年4月、日本の大手フォワーダーである近鉄エクスプレス、日本通運、商船三井ロジスティックと共に新たな合弁会社「オールエクスプレス」を設立、さらに那覇空港を貨物便の拠点とする「沖縄貨物ハブ」の構想を打ち出したのです。
※フォワーダーとは?
 通関から混載仕立、集配、倉庫業務などの貨物運送を手掛ける会社。

で、このオールエクスプレスの商品ブランド名が「ALLEX」なのです。
具体的な商品内容は…
「~32kgの部材・補修部品・サンプル品・CD‐ROM、また非課税品(ビジネス書類・カタログなど)の運送料金を500gごとに設定する」というもの。
また今後一層貨物機が必要となることを見越し、2005年にANAがローンチカスタマーとして発注していたB767-300BCFをこのタイミングで就航させます。
BCFとはご存知の通り “Boeing Converted Freighter” の略で、旅客機からの改造型。
経年化し、旅客型としては間もなく売却の時期を迎えるB767-300ERをBCF化することで、さらに15年ほど使用することが可能となります。
最初にBCF化されたJA8286号機は2007年10月10日に改造を担当するSASCOのあるシンガポール・パヤレバー空港へフェリーされ、改造後の2008年4月9日試験飛行、翌日10日にはシアトルまで14時間51分ノンストップでフェリーされました。

B767_JA8286_NRT_1103171403.jpg
▲B767-300BCF / JA8286 この機体からベースのデザインが変更される。機体後部には「ALLEX」。

さらにオールエクスプレス立ち上げから1年4か月後、今度は海外新聞普及OCS(Overseas Courier Service)とオールエクスプレスが合併、会社名はOCSを残した上で沖縄ハブ稼働とほぼ同時にインテグレーターとしての業務をスタートさせ、今に至ります。
※OCSとは?
 1957年、海外への新聞購読サービスを主として創業された会社で、日本で初めてエクスプレスサービスを開始した。
※インテグレーターとは?
 フォワーダー業務に空港間の航空輸送を含めた一貫輸送を行う会社。


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▲B767-300BCF / JA8664 機体後部のロゴは「ALLEX」から「OCS」に変更された。

ということで、ここまでがANA本体の外で行われてきたお話でした。
この(新生)OCS発足後もANA社内には企画・販売等を行う「貨物事業室」、また子会社として上屋ハンドリング等を担っていたANAロジスティックサービス(株)があったのですが、それらが2014年4月に業務の効率化図るために統合され、新会社「ANA Cargo」が誕生したのです。
今現在はこの「ANA Cargo」と「OCS」の2社体制で貨物事業を展開しています。

ANA_cargo_picture.jpg
▲現在の機体デザイン(「ANA cargo」HPより)

今までの長いお話をまとめると以下の図の通りです。

cargo_001.png

拡大図はコチラをクリックしてください

すいません、僕の文章では分かり難かったですよね(汗)

以上は貨物事業のお話であって、航空機の運航とは全く別のお話です。
フレイター機を運航しているのは基本的にAir Japanになります。
これは2004年6月から続いており、一部の路線(羽田―佐賀・新千歳・那覇など)のみANAが自社運航しています。
無線で「オールニッポン8xxx」のコールがほとんど外国人パイロットなのはこの為です。
(※Air Japanのパイロットの9割は外国人。)
あまり良い話ではありませんが、フレイター便の乗務だと那覇を深夜に出発し、目的地に朝方到着。その折返便は現地時間の夕方に出発し那覇には深夜到着というハードなスケジュール。それをANAより人件費の安いAir Japanに受託することでコストが抑えられるという狙いもあるそうです…。

最後は少しブラックな話になってしまいましたが、大まかには伝わりましたでしょうか?
物流は景気の影響を受けやすく、航空貨物業界においても新会社設立や合併、また就航地の変更も多々あるようです。
なので今の体制も長くは続かないかもしれませんが、また新たな動きがあれば機体のロゴ変更にも注目してみると良いかもしれませんね。

今回は以上です。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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大阪・東京・札幌と広く展開しながらヒコーキを撮影しています♪最も力を入れているのは「搭乗記」です!

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